鹿児島の観光大使はAKBの柏木由紀だと思ってたら、ローラに代わってた!ローラなんて鹿児島に縁もゆかりもないだろうけど、AKBの終わりを見た気がした。

AKBと言えば握手券商法。CDの売れない時代に、CDを音楽を聴く目的ではなくとにかく買ってもう為に生み出された販売商法。EXEIL商法はもっと悪質と呼ばれ、もはや、音楽を聴くためのCDは音楽を奏でる事すらされないままに大量廃棄される。ファン心理を利用する販売商法で稼ぐ事が賞賛されるとしたら、アーティスト本人は全く評価されていない事だと言っているようなもの。アーティスト達は、何の為にパフォーマンスをしているのだろう?聞かれたCDの何倍も何十倍も聞かれないCDの方が売れるという事にプライドは傷付かないのだろうか?アイデンティティは保たれるのだろうか?

こんな商法を編み出した人はビジネスの天才と言われるのだろう。芸術という概念をぶち壊して元に戻せないくらいに市場を荒らしても、それでも、素晴らしいと言われる。

こんな現象は救急医療の市場でも起きている。救急車の有料化だの不適切利用をやめろだの言いながら、健康な国民が目にする救急医療は実に大安売りが為されている。人を助けるのは善意だとあらゆる所に広告がなされ、市民マラソンやイベントでは無料みたいな価格で医師や看護師、救急車もスタンバイされている。あなたの善意が命を救う。救急医療は善意で成り立っているというような心理的な刷り込み。

笑えるくらい儲かるイベントでイベンターは相当額の利益確保をしながら、プロの医療者なのに、人命救助ですと言われたらボランティアでプロの仕事をひょいひょいと請け負う。

オリンピックは建設業や広告代理店、旅行業にホテルに飲食店などなどは、きっと、好景気に沸く事でしょう。でも、きっと、救急医療は、ボランティアで請け負うのだろうと感じている。市民マラソンはほぼ無料みたいな安請け合いをしていながらオリンピックだけはプロの業務に似合った業務委託ができるとは思えないからだ。

警察や消防は高額な税金で全国から集められいて、決して無料ではないのに、何故だか、興行のイベントをボランティアで請け負う消防という公務員が全国各地に溢れている現状を見たら、もう、救急医療にちゃんと投資をするという事をする事などしなくなるはずだ。

善意が必要のない経済活動の邪魔をしてくれるな!

今度、公の場でハッキリ言わせてもらうと思う。スポンサーがつくような興行イベントには、それなりの対価を払ってもらわないと、救急医療は、ずっと善意の無料が当たり前だと認識させると。

一度崩したビジネスモデルは簡単には戻せない。

その善意という認識が悪質なビジネスモデルを生み出してるのですよ。