自分の価値観や考えが絶対に正しいと思い込み、価値観の違う人を批判するようになったら、自分の伸び代が無くなった証拠だと思う。

悩みがあるという事は自分の価値観を見直す良い機会になる事もある。少なくとも、私にとってはそんな機会になっていることは間違いない。

サラリーマン時代、仕事の悩みに対する相談といえば、8割は、組織の中の自分のポジショントーク。そう、ポジショントークは自分の価値観は絶対に間違えてないという同意を求めるような話ばかりだったと思う。

変な話だけれど… 今は自分のポジションとか本当にどうでもいい事で、ま、そんもんが必要なら自分で作ってしまえばいいのだから、そんな事で悩む事なんて全くなくなっているけれど、大きな大きな役割を与えられてる人が自分のポジショニングの為にその役割を果たそうとしない事に巻き込まれてしまうと本当に疲れる。そう、前に進めないからだ。組織の中のポジション争いに巻き込まれる人の事を少しでも考えられるような人であれば、ポジショニングを気にする必要もないんでしょうけど…。

前に進めないジレンマ… でも、そんな時は、自分の力でどうにかしようなんてしても無駄だという事も経験値から学んだ。社会的地位と肩書きのない私がポジショントークしかできない人達をどうにかするのは不可能で、そんな人達は地位と肩書きのある人のいう事ならばきっと聞き入れると思うからだ。

急がば回れ。

前へ急ぎたいけれど、だからこそ、回り道をする必要性を学んでいる。

ゲリラ的に行動を起こしてしまえば、世の中が変えられるという時代は、もう、20年前に終わっている。一過性のド派手な花火にテロ行為よる後遺症で先に進めないジレンマで若い世代がどれほど苦しんでいるかわかってもらうためにも、急がば回れ。